個人向け変動10年国債は、安全性・利回り・柔軟性・インフレ耐性などの面で非常に優れた金融商品です。私自身も個人向け変動10年国債を無リスク資産として保有してます。
🔍 個人向け変動10年国債とは?
個人向け国債は、日本政府が個人投資家向けに発行する債券です。その中でも「変動10年」は、金利が半年ごとに見直される変動金利型で、満期は10年。最低1万円から購入でき、元本保証があるため、非常に安全性の高い資産運用手段です。
✅ メリット①:元本保証で安心
最大の魅力は、元本保証です。満期まで保有すれば、購入した金額(額面)に対して、必ず元本が返ってきます。これは日本政府が発行しているため、信用力が非常に高く、破綻リスクがほぼゼロとされています。
✅ メリット②:最低金利保証でリスクを抑える
変動金利型とはいえ、最低金利0.05%が保証されています。つまり、どんなに市場金利が下がっても、利息がゼロになることはありません。これは、定期預金や普通預金よりも有利な条件です。
このメリットはすごいですよね。普通預金にお金置いておくのはもったないです。
✅ メリット③:金利上昇の恩恵を受けられる
変動10年国債は、半年ごとに金利が見直されます。現在のように金利が上昇傾向にある局面では、将来的に受け取る利息が増える可能性が高いです。これは固定金利型にはないメリットで、インフレ対策としても有効です。
現金を自宅に置いておけば盗難やインフレリスクがあります。インフレ対策になるこんな素敵な資産はないですね。
✅ メリット④:中途換金が可能(1年後から)
発行から1年が経過すれば、いつでも中途換金が可能です。しかも、元本割れはありません。ただし、直近2回分の利子相当額が差し引かれるため、利息分の一部は失うことになりますが、元本は保証されます。
元本保証は魅力的です。
✅ メリット⑤:定期預金より高い利回り
2025年6月時点では、変動10年国債の利回りは年率約1.455%。一方、同期間の定期預金は0.7%前後が一般的です。つまり、2倍以上の利回りが期待できる計算になります 。
✅ メリット⑥:少額から始められる
最低購入額は1万円から。しかも、手数料は不要。これにより、初心者でも気軽に始められます。ネットバンキングや銀行窓口で簡単に申し込める点も魅力です 。
自分自身は、ネット証券で購入してます。投資信託と一緒に管理できるのでネット証券がお勧めです。
✅ メリット⑦:毎月発行されるのでタイミングを選びやすい
個人向け国債は毎月発行されており、購入のタイミングを柔軟に選べます。株式や投資信託のように市場のタイミングを気にする必要がないため、長期的な資産形成に向いています。
✅ メリット⑧:分散投資に最適
株式や投資信託などのリスク資産と組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを抑えることができます。特に、安定した資産を持ちたい人にとっては、変動10年国債は理想的な選択肢です。
⚠️ 注意点
- 発行から1年間は中途換金できない
- 中途換金時には直近2回分の利子が差し引かれる
- 金利が下がると受け取る利息も減る可能性がある
- 利息には20.315%の税金がかかる(マル優制度で非課税も可能)
🎯 こんな人におすすめ
- 銀行預金では物足りないが、リスクは取りたくない人
- インフレ対策として資産を守りたい人
- 長期的に安定した資産運用をしたい人
- 少額から安全に投資を始めたい初心者
📝 まとめ
個人向け変動10年国債は、安全性・利回り・柔軟性・インフレ耐性のすべてを兼ね備えた、非常にバランスの良い金融商品です。特に、低金利時代においては、定期預金よりもはるかに有利な選択肢となります。
「投資は怖い」と感じる方でも、元本保証+最低金利保証があるこの国債なら、安心して資産運用を始めることができます。まずは少額から、資産の一部を国債に振り分けてみるのは選択肢としてはいいかもしれないです。
あくまでも資産運用は個人の判断でよろしくお願いします。





